ある思慮深い耳の長いビーグル犬の言葉に、犬がほめられるのは何もしなかったときだけ、というのがある。なにもしなければうまくいっていた仕事がたくさんある私は駄目な犬に違いない。
それはそうと亀田製菓の揚一番という菓子が旨いので中毒になりそうだ。ほんのり甘い茶色の煎餅。冬の賞与は会長室一杯の段ボールに一杯の揚一番を袋一杯積め放題でいいし、クリスマスはお気に入りの娼婦から揚一番を口移しで食べてみたい。
勘違いされると困るので興醒め覚悟で注釈すると、お気に入りの娼婦はいるわけがなくて、本当は、出会い喫茶が入っているテナントの前で体育座りでスマートフォンをいじっている厚化粧の熟女からもらう揚一番が最高だということだ。
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